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5月は「ゴーヤ」の植え付けの頃

2012.04.27 | スタッフ

 原産地は熱帯アジアで、高温多湿の気候で旺盛に生育します。
低温には弱いので注意しましょう!

5月 植え付け
     6月 つる誘引
          7月 収穫開始
                8月 追肥①
                      9月 追肥②

えらぶ           
        
  

                         島さんご
<栽培方法>
●畑の準備
土質の適応性は広く、栽培は容易です。根のはりを良くするため、たい肥として”ぎゅうっと堆肥”2kg/㎡入れ、深くまで耕しましょう。

●苗づくり
種子は硬いため、発芽のためには種皮を一部除去し、温水に2時間程度浸漬しては種する必要があります。また、床土の水分が多いと種子が腐りやすいので、初心者の方は鉢入苗から育てることをおすすめします。購入苗でも育苗期間中の水やりが多いと、苗が伸びすぎてしまい、定植後の育成が悪くなります。がっちりした苗づくりのためには水やりを控え、葉色が薄いときは液肥で追肥しましょう。

●うねづくり
うね幅は1.5mを目安とし、定植の数日前に黒マルチをして、地温を確保しましょう。


●支柱立て・ネット張り
植え付け前に、支柱立てとネット張りをしておきましょう。ゴーヤは背丈が長く伸びるため、できるだけ長い支柱を用意します。1条上で定植することを前提に、1.5~2mに1本の間隔で支柱を立て、ネットを張り巡らせましょう。

●植え付け
定植適期は本葉が2枚展開した時が目安です。適期に定植すると根の張りが良く、初期の生育が旺盛になりやすいです。元肥は、稙穴(深さ15~20cm)を掘り、やさいばたけ(10-10-10)150g/㎡を入れ、土壌と混和した後、その上に定植すると、肥料吸収率が高く、肥料を減らすことができます。株間2.0~2.5mの1条植で、定植は浅植えにし、たっぷりと水やりをして根を深くまで張らせましょう。

●追肥
追肥は生育初期は控え、生育中期(1回目の収穫ピークのころ)と1回目の追肥から1カ月後に、やさいばたけ50g/㎡を株元に施しましょう。

●収穫
収穫までの日数は、気温の低い時期で交配後約35日、気温の高い時期で交配後12日で収穫でき、果実の肥大には気温が大きく影響します。果実の長さが本来の8割くらいの長さの若どりで収穫しましょう。収穫が遅れると果実が黄変します。なお、若どりの方が、ビタミン類は豊富です。

●ゴーヤのカーテン
窓の近くなどでゴーヤを育て「カーテン」を作れば、夏の暑い日差しを防ぐことができます。

●その他
一般的には、ニガウリ(苦瓜)として知られていますが、正式和名は「つるれいし」です。沖縄本島ではゴーヤー、八重山地方ではゴーヤ、九州地方ではレイシ、ニガウリ、ニガゴイといわれます。

(JA兵庫六甲「Wave Rokko 別冊」平成24年度春夏号より)